ヌードの女性が男性を抱きかかえてるイメージですね。yuttiの作品は女性が男性にすがるような作風が多いのですが、これは特別です。
小さなバストとふくよかな下腹も日本人らしく、左側の裸婦女性だけでも十分に絵になるかなと思います。
女性に比べれば男性の存在はこのようなものなのかなと思ったりもします。 |
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タイトルは月のお散歩です。モチーフは月ですが月=人間であることが多いのもyuttiの作品の特徴です。
このころはヌードデッサンを避けていた時期ですね。パーソナリティ障害との融合を避けていた時です。
太陽の描写もとても幼稚ですね。しかし、何か力強いパワーを感じます。
この月はどこにお散歩に行くのでしょう。私はお散歩が苦手だからかわりに月にお散歩に行ってもらったのでしょう。 |
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これはある意味では自画像でもあります。yuttiの作品は顔と手だけのものが多く、特に自画像ではそういう傾向が見られます。
手はエゴンシーレの影響をうけており、このころからタッチが変わりました。抽象画からデッサンへ。描く絵が少しずつ変わってきています。
悲しい表情とうつろな目はまさにエゴンシーレを連想させますが、ここに隠れている苦悩はシーレのそれとは違うものでしょう。
手に色付けをしてないことにも意味がありそうですが、それは見てくれた方が自由に解説をつけてくれると嬉しいですね。
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