撮られることを理解したうえで、 それでも、こちらを見ない。
拒否ではない。 回避でもない。 視線を差し出さないという態度だけが、 静かに成立している。
見られることと、 明け渡すことは同義ではない。 この身体は、その差分だけを残している。