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「バジリスク〜甲賀忍法帳〜第2話 胎動弐場」 駿府城にて「不戦の約定」が解かれ、弾正とお幻が相打ちとなったその頃、 甲賀と伊賀の国境にある土岐峠にて落ち合う二人の若き男女がいた。 弾正の孫・甲賀弦之介と、お幻の孫・朧。(実際は血のつながりはなかったような気がするのですが・・・) かつてそれぞれの祖父と祖母がそうであったように、愛し合い、祝言を間近に控えていた二人は、「長き宿怨を断ち切り、両家に和睦を。」と誓い合う。 しかし家康からの忍法闘争の命が記された人別帖が、伊賀組十人衆・雨夜陣五郎、蓑念鬼、小豆蝋斉、蛍火、朱絹たちの手に渡り、開戦が知られるところとなる・・・ |
ふわふわとしたモデルを見ていると風船を持たせたくなる、これはカメラマンの心理なのか私自身の癖なのか。以前は可愛いネコのコスチュームの時にももってもらった。⇒ペイントで遊ぶ この風船は次に載せる作品撮りに使うために用意したのだが、せっかくだからちょっと持ってみてと持たせる。こうしたおもいつきが撮影時にはたくさんあふれ出て、撮ろうと思っていなかったショットが撮れることがとても多いのが私の撮影の特徴かもしれない。撮影は流れに身を任せて転がるほうに転がったほうが良いと、(これはフォトセッションに関してだが)思っている。 タイトルは物語ではなくタイトルそのもののいめーじからつけた。「胎」という文字はなんとなく胎児を連想させ、さらには出産を連想させ、そして世界平和をも連想する。風船に書いてある文字は世界平和を願ったものだが、この写真を見ていたら文章を咥えたくなったのでテキストを加えた。あまりはっきりとしたコンセプトを持たないショットが多い中で「世界平和」というコンセプトをむりやりおしつけた写真である。 |