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「バジリスク〜甲賀忍法帳〜第12話 追想幻燈」 陽炎の毒を浴び、動揺した隙をつかれて蛍火、念鬼の奇襲を受けた弦之介。「闇七夜の秘薬」により、朧と同じく両目を塞がれてしまう。しかしながら同じ瞳術の使い手でありその師匠でもある豹馬によって、念鬼を返り討ちにする。 逃げた蛍火を追う左衛門だが、蛍火の虫たちを使った術に攪乱され、見失う。しかし蛍火も、左衛門が放った苦無により負傷し、痛む足をひきずりながら仲間のもとへ向かっていた。そしてその頃、弦之介の術によって目をつぶされた小四郎は、そのときの恐怖に囚われ、闇の中でおびえるのだった。 |
如月左衛門は他人のふりをする忍術使いで人のふりどころかそっくりそのまま同一人物になっていまう。 小四郎は目をふさがれたことで恐怖の中で生きていくこととなるが、源之助や朧は闇の世界を恐怖と感じない、そして豹馬に至っては生まれ持って目が見えないので闇の世界で生きているが豹馬は視覚以外のものですべてを感じ取り常人と同じように歩き、生活をし、戦う。それに比べて小四郎はなんて人間らしいのだろうと思う。 それぞれのキャラの立場でこのショットを見てみると面白い。 左衛門を頭に描いてこのショットを見ると、モデルが変幻自在のように思えてくる。真っ白に飛ばした背景と無表情さがそう思わせるのかもしれない。 小四郎を頭に浮かべてみる。小指を一本あててモデルの目を隠してみた。そうするとモデルの表情がまるで目隠しをされている可能であることがわかる。この時理紗はどこを見ていたのだろうか。 |