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「バジリスク〜甲賀忍法帳〜第11話 石礫無告」 朧は自らその破幻の瞳を塞いでしまった。小四郎も命はとりとめたものの目をつぶされ、これからの闘いを懸念する天膳たちのもとへ、甲賀へ戻った弦之介から、奪われた人別帖が届けられる。弦之介からの「果たし状」とともに。それは「自分は戦いを好まない。大御所と服部半蔵のいる駿府へ赴いて、この度の開戦の真の理由を問いただしたい。 人別帖に名のある甲賀組の残りの者は全て同行させる。追撃したくばそれもよし、いつでも攻めてこい。」という内容のものだった。それを追って、盲目となった朧を引き連れて伊賀十人衆一同も旅に出る。 そして東海道関宿にて、ついに秘めてきた弦之介への熱い想いを爆発させる陽炎・・・ |
源之助の決意と朧の揺れる想い、私はどちらかというと白黒はっきりした源之助に賛同する。 このショットはあえて生データに近い状態で載せている。理紗が今回のこの撮影に挑む表情をそのまま感じて欲しいからだ。しかし、この撮影状況は多くのカメラマンが撮影する場所、撮影機材に比べて劣悪だ。場所はホテルの浴室で照明はストロボのみ。スタジオで証明がしっかりしていれば誰でも綺麗に撮れるだろう、もちろんモデルが理紗のように素晴らしい場合だけだが。あえて撮影しているとっても間違ってはいないが、今の現状これ以上のカメラ機材やスタジオ代を使うよりは今は撮影に専念するほうが良いと思っている。 「下手だから良いカメラを使う」と言っていたセンスのあるカメラマンが技術に走るようになってとても悲しくなったのはこの撮影の直前。だからあえて挑戦したくなったのかもしれない。 私は源之助のようにたとえ愛する人を敵に回しても譲れないなにかを持っていたい。 |